2007年7月9日月曜日

フランクフルトで太陽電池工場オープン

 「フランクフルト」と聞いて日本人が思い浮かべるのは、まずはソーセージ、そして次に金融と空港の街フランクフルト・アム・マインといったところだろうか。
 この記事の「フランクフルト」は、それらではなくポーランドと国境を接するブランデンブルク州の都市フランクフルト・アン・デア・オーデル。「フランクフルト・アム・マイン」がマイン川河畔のフランクフルトという意味なら、こちらはオーデル川河畔のフランクフルトという意味。
 国境という意味では国際的と言えなくもないこの街だが、むしろ地方都市的な性格の強い都市。その街で今、ちょっとしたソーラーブームが起こっている。今年4月末に稼働を開始したオーデルサン株式会社 (Odersun AG) の薄層フレキシブル太陽電池工場に続いて、この程米国のファースト・ソーラー社 (First Solar) の工場がこの街にオープンした。同工場は、すでに400人の従業員を雇用し、低価格のソーラーモジュールの製造を開始する。この工場から出荷されるモジュールはザクセン州ブランディス (Brandis) に建設される世界最大級の太陽発電所にも供給されるということだ。
 この他、数週間後にはハンブルクのコネルギー株式会社 (Conergy AG) のフランクフルト工場でも太陽光発電モジュールの製造が開始される予定だ。

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