2007年5月31日木曜日

好景気の影響は労働市場にも

 ドイツの景気はおおむね良好だが、その影響はベルリンとブランデンブルクの労働市場にも及んでいるようだ。ドイツ連邦雇用庁 (Bundesagentur für Arbeit) のベルリン・ブランデンブルク支部の報告によると5月の失業率は15.5%で、これは前年同月比で1.9%の低下していることになり、2000年11月以来の低い数値となった。社会保険支払い義務のある職に就く人口は約175万人で前年比3.5%の増加であり、この上昇幅はドイツ全体の数値を1%上回っている。
 ベルリンについて見ると、サービスおよび教育・授業部門での雇用が増加しているのに対し、公共行政および加工業において雇用が減少している。
 このように見てみると景気回復における「ベルリン封鎖」は起こっていないようだ。サービス部門の好況は、サービスを受ける側が直接感じられるものであり、景気回復を実感できる場面も増えそうだが、「ベルリン的サービス」の増加はご免被りたいところだ。

参考:
ドイツ連邦雇用庁ベルリン・ブランデンブルク支部

0 件のコメント: